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料理とピアノと
リストのハンガリアン狂詩曲 第6番。
ピアニストはジョルジュ・シフラ。
リストを弾かせたらシフラはやっぱり凄い。
後半部のフリスカ。右手のオクターブ奏法がびっくり。
薬指と小指を駆使して、まるで鍵盤上を蜘蛛が這っているようだ。
だから移動がとても滑らか。
やってみると意外とできない!(あたりまえか)
スローモーションで見たい。(誰か譜面に指番号を書いてくれないかな)
ピアノを弾く人にとってはリストを弾くというのは目標のひとつじゃないかしらん。
好き嫌いはあるとして、これくらいのテクニックがあったらなあって。


それで常々思っていることだけど、料理とピアノ(とか楽器演奏)はよく似ている。
レシピ(楽譜)をよ〜く見て料理(演奏)をする。できないところは繰り返し練習。
そしてそのレシピに自分の解釈が入ったりするとさらに人と差がつくね。

料理とピアノの圧倒的な差は、料理は楽器演奏ほどのテクニックは必要ないってことだろうな。料理に必要なのは知識と経験だと思う。経験は想像力でもカバーできるね。
お肉の中心温度は想像力でだいたい分かる。今どれくらいまで温度がジワーッと中に入ってるかなあって。

それからお魚も鳥も動物も人間も脊椎動物なので骨格は似てます。
鳥と人間なんてほとんど一緒です。豚や牛ならもっと近いでしょうね。
だから想像力を働かせればどんなものも捌けますね。
背骨とあばら骨と肩甲骨と腰骨と形は違っても同じところにあるわけです。

音楽は聴いてすぐに再現するのは難しいけど、料理はけっこう再現できる。微妙な違いはあるけれど。それは解釈、考え方の違いかな。正解はないわけで。よく焼いたお肉が好きな人もいる。濃い味が好きな人もいる、薄いのが好きな人もいる。バターたっぷり重いのが好きなひともいる、オリーブオイルと野菜のピュレなんかで軽く仕上げる人もいる。

料理は難しくないけど、考え方でいろんなバリエーションができる。
一番難しいのはテクニックじゃなくて意外な組み合わせの開発か?
音楽と一緒か。




| マスターとあっこさん | 19:12 | comments(0) | trackbacks(0) |
スケルツォ練習中

マスターはここんところずっとショパンのスケルツォ2番を練習中ですが、どうしても弾きづらいところがあと2箇所あります。
476小節目からのここ。右手の高速アルペジオが難しい。


それと724小節目からのここね。


このあいだの日曜日に哲朗(フルート)とヒロシ(ピアノ)で二重奏をメトロで演奏してくれましたが、そのついでにヒロシにちょこっとアドバイスをしてもらいました。
そしたら目からウロコが取れました。
716小節目からのアルペジオに指使いを書いているんだけど、それを見てヒロシが「(マスターの指使いだと)やりづらい。スラーが書いてあるけど意識しなくていい。シラミド、オクターブ下がってシラミド、またオクターブ下がってシラミドの練習をした方がいい」

その考え方を応用したら724小節目からがやりやすくなりました。
今までは右手を1、2、4、親指をくぐらせて1、それから3と5の和音。という風にアルペジオで弾いてたのだけど、高速でやると超難しいのです。「これはこのフレーズだけでもできるようになるのに半年はかかるなあ」と思っていたけれど、ヒロシのアドバイスをここでも流用して右手を1、2、4指の和音と1と3と5指の和音の連続と思って弾いてみると、、、出来る。和音の連続の練習の後にそれぞれ分解して1、2、4、1、3と5の和音にすると、CDで聴くのと似て来たよ!
先生に習うと上達が早いね。一生できないかもしれないと思っていたフレーズが出来るようになってものすごく嬉しかったです。
476小節目からの右手の複雑なアルペジオもコロンブスの卵的な発想でクリアできないものかなあ。わたしはこうやりましたと言う方、教えてください。
メトロでのピアノ談義、お待ちしております。
| マスターとあっこさん | 08:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
ショパンを弾きたければショパンを弾け!
ショパンを弾きたければショパンを弾け!
最近、あるサイトで見つけた言葉なんですけどね。
ショパンを弾きたければ無理してでも頑張ってショパンを弾くしかない。弾きこなしたいという強い気持ちが、最後に弾けるようにしてくれる。

これはなんにでも言えるよね。
「どうやったらお店ってできるんですか?」とか訊く人もいるけど「お店がやりたければお店をやれ」ってことです。10年修行してたってお店を持てない人がいる。どうやってじゃないんです。勢いとやり続ける強い気持ちです。

今、マスターはショパンのスケルツォ第2番を特訓中です。これは来年の5月までにはなんとかものにしたいです。(来年5月で創業10年なので・・・ふふふ)
これが出来るようになったら次はショパンのバラード第1番を弾けるようになりたいと思ってます。

もう12月で今年ももう終わりに近いけど、今年はショパン生誕200年だったんですよね。こんな記念の年にマスターはショパンの素晴らしさを知りました。
今までショパンを聴いた事はありましたが、ショパンのバラードやスケルツォを聴いたことはありませんでした。あったかもしれないけど聞き流していたのかもしれませんね。バラードやスケルツォを聴いてその美しさと激しさにやられちゃいました。
ショパンはやっぱりすごいね。リストもいいよと思ったけどショパンもいいね。
ショパンもリストも素晴らしい曲を残してくれているのだから全部聴いてみないともったいない。マスターも来年1月で41歳ですよ。もうハードロックやヘビメタは聴いてて疲れるんです。クラシック音楽を全部制覇するくらいに聴いてみたくなりました。
| マスターとあっこさん | 16:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
リストに夢中
マスターは下世話なことをするのが一番の趣味ですが、その次の趣味はちょっと高尚でピアノを弾くことです。うふ。ロックを聴くのも好きですが、クラシック音楽を聴くのも好きなんです。

ちょっと古い話になりますが、盲目のピアニスト、辻井さんのクライバーンコンテスト優勝は凄かったですね。特にリストのハンガリアン狂詩曲第2番。これは凄い。目が見えない人がこれを弾くなんていうのはちょっと考えられないですね。なにしろまず譜面が読めないのですから。この奇跡の演奏終了後のスタンディングオベーションは感涙です。誰だって感動するよなあ。
彼の様々な映像がyoutubeで見ることが出来ますので、是非見てください。

マスターは影響を受けやすいので、「僕も辻井さんみたいにリストのハンガリアン狂詩曲が弾きたくなっちゃった」という軽いノリで楽譜を買ってきました。難解ですね。一番有名な第2番は諦めました。第6番だと頑張れば弾けそうな予感がするので挑戦中です。一週間で一日しか練習日がないので半年かけるつもりでやります。僕が緊張しない雰囲気で(ミスしても聞き流してくれるような)リサイタルを開くのが夢。
| マスターとあっこさん | 15:59 | comments(0) | trackbacks(0) |

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